葉を抜く・・・。

5歳8か月になる孫娘は、乳歯から大人の歯に入れ替わり中で、5本の歯が抜けた状態です。幼稚園の同じクラスの中では月齢も高いのですが、抜きん出ておませさんです。本人は、どうして自分ばかりと気にしています。

先日の盆栽愛好会での作業は、小品のゴヨウマツの手入れを行いました。この時期は、葉透かしです。古葉を中心に葉を抜くことで、日当たりと通風をよくします。そうすることで、来年の新芽の成長を促します。また、葉の数を減らし勢いを弱めると葉が短くなるということです。

ゴヨウマツは、360度放射状に葉を展開します。その葉の付け根には、新たな芽を持つ可能性がありますが、その芽は左右にほしいくて上下に芽が出ても使い道がありません。盆栽の枝は二股二股に広がっていく形が理想だからです。

そのため、葉を抜くのは上下の部分になり、左右の葉を残します。もともとはゴヨウマツ自身が、最も成長しやすい形で枝葉を伸ばしているはずで、迷惑がられていることでしょうね。うちの孫みたいに、葉を抜かれて悩んでいるかもしれませんね。