モミジは、盆栽に最高です。公園や寺社などで簡単に種を得ることができ、種蒔きすればたくさんの素材ができます。挿し木も、ヤマモミジなど容易な品種も多くあります。新緑もきれいですが、紅葉はさらに美しいです。

奥の獅子頭モミジは、まだ深い緑色です。中央の清姫モミジは、明るい緑色です。

実生や挿し木の盆栽素材がたくさんあるので、紅葉が少しずつ始まっています。

清姫モミジは、葉が小さくて黄色に色付き始めました。この先の変化も楽しみです。

同じ木の種でも、花粉はどこから飛んでくるかわかりません。そのため、葉の形やサイズもまちまちです。もちろん、紅葉の色合いも様々。そこが、実生の面白さです。


切れ込みが深くて大きな葉です。

こちらは、モミジではなくカエデです。挿し木したもので、1年で50cmほど伸びました。でも、大きくはしたくないので、10cmほどで切りますけどね。

昨年、挿し木した百日紅(サルスベリ)も、葉が赤らんできました。

しかし、紅葉をよろこんでばかりもいられません。この白っぽい幹は、大問題です。



これは、チュウゴクアミガサハゴロモという蛾が産み付けた卵だそうです。近年、大発生していて、有効な駆除方法がないようです。我が家のブルーベリーやキンカンにも発生。切り落として処分するしかありません。
盆栽は置き場問題がありますから、10cm以内のミニサイズを目指しています。そのため、産卵された部分はカットするつもりでしたのでよいのですが、来年も大発生の可能性が高いのでしょうね。国際化も良し悪しです。
