私は、子どもの頃から釣りや園芸が好きです。なので、東京から静岡へ転勤になった時は、正直うれしかったです。だって、釣り場まで歩いて数分ですからね。夕方５時に仕事が終わって、夕飯→パチンコ→スナック→釣りの毎日でした。
深夜１２時から朝方５時くらいまでが釣りタイム。釣れない日が続きましたが、４カ月通って大物を釣り上げることができました。ルアー釣りは、南伊豆で始めたのでスズキを釣り上げたのは初めてでした。
釣り具屋のおやじさんと仲が良かったので、魚拓を取ってもらい１枚は店に宣伝用に、そしてもう１枚は自宅の玄関に掲げて、来客が興味を示したら自慢話を聞かせてきました。しかし、もう３０年近く前の話ですからね。いい加減にしろですね。
自慢話の内容は、竿とリールで１９８０円の道具で釣った。細い糸だったけど、だましだまし引き寄せた。スズキの中でも１千尾に１尾というヒラスズキだということ。そして、翌日には同じ場所でクロダイの５０ｃｍオーバーを釣ったことです。
玄関は行って左の壁に掲げていましたが、この度壁紙の張り替えをすることになったので、自慢の種でしたが処分しました。まあ、自慢し過ぎですね。大きい魚が釣れると自慢したくなるのが釣り人の性です。でも、大きくなったのは魚の力ですね。
そうそう、翌日のクロダイはこのヒラスズキに比べると一回り小さく、ルアーを掴んで持ち上げたら、暴れられてルアーのハリが指に刺さってしまいました。錨型のハリで返しもあったので、どうしても外すことが出来なく、救急病院で取ってもらいました。
夜中の出来事ですからね。ルアーを握ったまま寝られませんよ。病院に行ったら、先生がどうしたかというので、「昨日はヒラスズキ、今日は一回り小さいクロダイが釣れたが甘く見てルアーを掴んで持ち上げたら刺さった」と伝えました。証拠のクロダイも見せましたが、先生も看護師も大笑いしていました。
