私は名前が珍しいので、初対面の人は必ず「ご出身は?」「どこの馬の骨?」と面倒なんです。美人相手なら、半生を語り明かしてもよいのですが、忙しいことも稀にあります。そんな時は、「ずっと遡るとアフリカです」と答えています。
このフキの出身地は、新潟の山の中です。母親の実家があって、ゴールデンウィークには、毎年のように山菜採りをしていました。その山菜採りの最中に、斑入りのフキの葉を見つけて掘り上げてきました。
その遺伝子は優秀で、必ずといって良いほど斑が出ます。そして、繁殖力も強い。
たった1株から、今は雑草扱いするほど、あちこちに広がっています。フキノトウを放置して花を咲かせるので、種が飛ぶということもあるのでしょうか。
家庭菜園の中に広がってきたものは取り除きました。でも、処分するのは簡単ですが、試しに鉢に植え付けてみました。小さな鉢なので、葉も小さくなれば、盆栽の添えとしても利用できると思います。斑もしっかりと確認できます。