赤か黒か・・・。

マツといえば、海岸線に多いクロマツか山に生えていることが多いアカマツが一般的です。大きなマツは、幹が黒いのがクロマツ。そして、赤いのがアカマツ。どちらか迷うことはないかもしれません。

右側の幹の肌が荒れているのは、間違いのないクロマツです。その左側の木は、我が家に来てから、20年近くになるマツです。その頃と、ほとんど姿は変わっていないと思います。このマツは、果たしてアカマツなのかクロマツなのか不明です。

葉の長さも、これだけ違います。かなりの年月が経っていると思いますが、幹も細いです。福島県の山間部で栽培されていたものですから、アカマツかなと思っています。

短いですが、葉がたくさんあって元気です。冬場の数少ない作業として、葉透かしを行いました。

作業後の様子。ピンセットの使い過ぎは、腱鞘炎につながるので注意しながら、のんびり作業しました。雨降りの日は、することがないので最適です。

足元の雑草を取り除くと、菌根菌で真っ白です。つい先日、NHKの番組で菌根菌のことが解説されていました。森の中で植物同士が菌根菌のネットワークでつながっていて、大きな植物が光合成で得た養分を、日影の植物に与えているということでした。

アカマツといえば、高級キノコのマツタケが共生関係にあることは有名ですよね。マツタケなどの菌根菌は、アカマツの根にくっ付いて土壌中の養分を木に与えています。もちろん、アカマツからの養分はマツタケを育てます。

マツタケが生えたら、アカマツだということがハッキリするのですがね。クロマツにもマツタケは生えるという説もあるので、マツタケが生えても赤か黒かは不明ということになるのでしょうか。判明しなくてもよいので、マツタケが食べたいです。