芽切り後のクロマツ・・・。

クロマツ小品盆栽は、水切れが怖いので軒下で栽培。しかも、トレイに赤玉土などを敷いて二重鉢構造にしています。6月中旬に春に伸びてきた新芽をカット。芽切りという作業を行いました。

クロマツの芽切りは、短葉法と呼ばれる作業の中の一つの工程で6月中旬に行いました。現在は、猛暑にも負けず二番目が吹いてきています。

二番目が6~8個確認できます。もともと2~3個の芽を切った後に出たものです。もう少し大きくなったら、不要な芽を搔き取って二又になるようにします。

こちらは、1つの芽をカットして2個の芽が出ました。春の新芽をそのまま伸ばしてしまうと、生長期間が長くなるので枝が徒長し、葉も大きくなります。芽切りをするとリスタートになるわけで、枝も葉も長くならず引き締まった姿になります。

短葉法としては、芽切りや芽搔きのほかに、成長前までに葉透かしをしたりと様々な作業があります。まあ、面倒と思えば面倒ですが、マツの葉を弄ると爽やかな香りがするし楽しめています。クロマツは、海岸線で目にすることが多く、山の上に生えるアカマツと比べると暑さにも強い品種です。今年のような暑さが当たり前になるなら、盆栽として栽培できるのはクロマツに限定されるかもしれません。