受け継ぐ・・・。

先週の土曜日に盆栽愛好会の活動がありました。植え替えなどの作業後は、4月の展示会の打ち合わせとなりました。どんな樹種を持ち寄ればよいのか、この時期の展示会は初めてですから質問しました。

やっぱり春の展示ということで、新芽の美しいモミジやカエデ、ブナなどの雑木が相応しいのではないかということでした。花物もよいのですが、サツキが咲くのは5月に入ってから咲くので展示会には間に合いません。

私の加入している盆栽愛好会は、高齢者が多いので小品盆栽を中心に栽培しているようです。小さくても見事ですが、大きなものに比べ迫力という点では劣ります。そこで、私は大きな鉢を展示するように言われました。

持ち運びが面倒ですが、クロマツかニシキマツの大きな盆栽を展示させてもらうことになりました。そこで、展示に必要な敷台を借りる都合もあって、長老メンバーを自宅に招き、展示する木を選んでもらいました。

長老は90歳を過ぎても、会の中心的な存在です。盆栽の作業は長老のアドバイスを聞いてから行っています。盆栽や盆栽鉢、敷台もたくさんお持ちになっています。今回、それらの品物の中から春蘭や盆栽鉢を受け継ぎました。

サツキの挿し木やモミジなどの実生をしているのを知って、それらに合うだろうからと小さな鉢を受け継ぎました。モミジやクロマツの小さな木を植えたら、見栄えがするのではないかと思います。

長老から受け継いだ鉢に自分が育てた盆栽を植えて、また次の代に引き継いでいきたいと思います。春蘭の花は、山菜採りに行くとよく見られます。ウドやタラの芽、コゴミなどとともに、天ぷらにして食べてきたので、どうしても食材に見えてしまいます。