斑入りのフキ・・・。

山菜採りに行くと、時期が早過ぎたり、逆に遅過ぎたりで目当てのものが見つけられないということがあります。そんな時でも、フキは確実に見つけられるし、群生しているので、いざという時にも安心です。山椒の葉とともに、春らしい香りがあって美味しい山菜です。

我が家のフキは、新潟に山菜採りに行った時に見つけた黄色の斑入りです。斑入りも味は変わらないでしょうが、観賞価値は段違いです。山菜採りは、子どもの頃から欠かさず行っているので、もう50年以上ですが斑入りを見つけたのは、この1本だけです。

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たった1株でしたが、地下茎でずいぶん広がっています。そして、地味なものもありますが、遺伝子を確実に引き継いでくれるので、出てくる葉はすべて斑入りです。斑は突然変異で生まれるもので、その確率はかなり低いと思います。

我が家でも栽培している富貴蘭は、自生するフウランの中から斑入りのものなどを選別して登録したものです。昔は、自然界の中から見出していましたが、最近は実生して何万という子の中から、斑入りのものや葉の変異などを選別しているので、多くの新品種が生まれています。

このフキのような斑入りを山の中で見つけられたなんて、本当にラッキーなことだと思います。斑入りのほかにも、植物の突然変異やエラーが起こります。以前、河原で見つけたヤマイモの帯化は、ヘビと見間違えてビックリしました。