デパオク・・・。

久々に、池袋西武のデパオクを覗いてみました。西武デパートの屋上は、食と緑の空中庭園と名付けられています。おしゃれな感じの飲食ブースもありますが、人見知りの私はそんなところに立ち入れません。

お目当ては、富貴蘭やその資材を売る誠香園さんです。富貴蘭を始めたのは25年ほど前ですが、その頃によく通っていました。当時、富貴蘭は滅茶苦茶に高くて、買おうか迷っていた豊明殿は1本25万円でした。今は、それが1000円ですからね。

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以前は、春蘭と富貴蘭、長生蘭が中心でしたが、今は小品盆栽が多く並んでいました。富貴蘭も人気の低迷で、取引価格も下落しているのでしょう。実生で、どんどん新品種が生まれて出されるようになった影響も大きいのかな。

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誠香園の隣は、サボテンや多肉植物を扱う鶴仙園です。こちらは、たくさんの品種が所狭しと並んでいました。コロナ禍で、テレワークをするようになった方たちを中心に、自宅へ観葉植物や多肉植物を購入する人が増えているそうです。

多肉植物は、手の平サイズですし、愛らしい姿ですから人気になるのでしょうね。サイズ感は、富貴蘭も同じようなものですので、ぜひ日本の伝統園芸にも関心が高まるとよいなぁと思います。

富貴蘭や長生蘭の蘭の一文字が、栽培の難しく感じさせているのではと思います。だったら、いっその事、名前を変えてみたらいいのではないでしょうか?富貴蘭は、その昔に大名が参勤交代の籠の中に吊るしたり、御殿の床の間に飾ったので、「大名草」「床の間草」はどうでしょう。長生蘭は形が小さな竹のようなので、「タケノコソウ」なら、ハードルが下がって、育てる人が増えてくれるのではないでしょうか。