巷では、様々なハラスメントで大騒ぎですね。「老害は去れ!」も、なかなかのハラスメントに聞こえます。私も、老害の域にいるのでしょうね。早めに去るか、人と関わらないように小さくなっていなくてはいけませんね。
一人遊びには、盆栽が最適です。友人から譲り受けたゴヨウマツは、伸び伸びスクスクと成長してきました。でも先日、立春盆栽大市でたくさんの盆栽を観てきましたが、こんなに自由にさせている木はありませんでした。
かわいそうですが、ゴヨウマツを「御用だ!御用だ!」と捕まえて縛り上げました。これも、自由を束縛するハラスメントですね。
これまで、ぬくぬくと育ってきたので、木の姿に厳しさがありません。ほとんど曲もないので、自分の中では、文人づくりをイメージしています。文人は、細長い幹で踊り出しそうな姿が特徴です。江戸時代の文人が好んだので、この名になったそうです。
幹には、4mmと3.5mmのアルミ線を巻いて、全体的に弓形にしていきます。根元との間で戻らないように締め上げました。そして、樹冠部を直角まで曲げました。こちらも、根元からアルミ線をつないだので窮屈そうです。自分が嫌なことは、他人にもしてはいけないと教えられてきましたが、人ではありませんから許してください。
一番下の枝は、下向きにしました。樹皮が割れてきたので、傷のお手当をしながら曲げていきます。第一段階はこれくらいにして、また1年後とかに、さらに厳しく締め上げていきたいと思っています。その時には、樹冠と一番下の枝だけを残し、すべて取って文人の形に近づけようと考えています。素人仕事なので、その前に枯れてしまうかもしれませんね。