ホタルブクロ・・・。

最近のマイブームは盆栽です。ウメやサクラ、サツキなどの花物盆栽なら、花を観ただけで季節を感じられます。モミジやコナラなどは、新緑だったり紅葉で、その季節がわかります。しかし、マツやシンパクなどは、季節感を出しにくい品種です。

そこで、添えにその役割を担わせることがあります。このホタルブクロも、盆栽の添えに使えるのではと思い求めたものです。お猪口ほどの小さな鉢に植えれば、小さな姿になるかと思いましたが、花穂は30cmほどで可愛くありません。

花もこんな具合で、飛蚊症が悪化しそうな色と柄です。

開花しない株はこんな姿です。これくらいの草丈のまま花も咲けばよいのですが、そうは問屋は卸しません。ホタルブクロが咲く頃、ホタルも舞い始めますね。杉並区の久我山で、毎年この時期にホタルまつりが開催されています。

久我山は、玉川上水神田川が流れる水の豊かな土地柄で、昔は多くのホタルが舞っていたそうです。10年ほど前に訪れた時、オープニングのあいさつで、「回数を重ねお祭りは多くの来場者を呼ぶイベントになりました。でも、私たちが取り組んでいるのは、人を呼ぶことでなく、孫子のために豊かな自然を取り戻す。自然を大事にする心を地域に根付かせること。」と話をされていたのを覚えています。