仏様のごはん・・・。

母親が亡くなってから、線香ロウソクを毎日灯しています。線香は仏様のごはんだそうです。正確にいうと、線香はご本尊に差し上げるもので、ご本尊がその弟子である父親や母親に分け与えことになるそうです。

生きている人間が食べる野菜の種も、メダカのエサも100均で購入していますが、仏様のごはんは少し奮発しました。

香樹林という線香ですが、昨年の母親の葬儀の時に、漁師をしている甥っ子の船頭さんから頂き知りました。仕事仲間の祖母の葬儀に、こんな気遣いを頂いて恐縮しましたが、危険な海の上で仕事をするため、家族同然に付き合ってもらっているのでしょう。

その香樹林を探しに仏具屋へ。頂いた物は桐箱入りでしたが、家庭用のバラを購入。沈香(じんこう)という東南アジアでしか産出しない香木などを原料としたもので、香りを嗅いだだけで即決しました。

お坊さんのお経の際に、おが屑みたいなものを掴んで火に入れますが、あの何とも言えない甘くて気高い香りがします。また、煙が少ないのもセールスポイントのようです。100均でも線香は入手できますが、仏様のごはんは線香だけですから高くないです。