軒下のアケビ・・・。

庭の一角には、足場パイプと波板で作ったスペースがあります。もともとは、烏骨鶏や軍鶏を庭で放し飼いにしていたので、雨でも遊べるようにと設置しました。その後、隣地に新しい家が建つことになり、不動産屋から鶏舎が傾斜している。傾いているとクレームがあったので、烏骨鶏は友人に譲って鶏舎は解体。

この波板のスペースは、盆栽置き場になっています。盆栽の中でもケヤキやモミジなどの雑木は直射日光には滅法弱くて、すぐに水切れを起こして葉がチリチリになってしまいます。そこで、この波板の下は夏は暑さをしのぎ、冬は霜除けにもなっています。

その軒下に、アケビの蔓が巻き付いています。このアケビは、新潟に新米を購入しに行った際に、自然薯を掘った山で見つけて持ち帰ったものの子孫です。タネを庭に吐き捨てたものが発芽したものです。

アケビは自家受粉しにくいと聞いていて、滅多に実がなることはありません。もちろん山の中では、アケビの木はたくさんありますから、実をつけることも簡単でしょうが、兄弟株では受粉しないとも聞いたことがあります。

こちらは、盆栽にするつもりで鉢上げしました。アケビのような蔓物は、挿し木も容易ですし根を掘り上げて植えれば簡単に発芽します。でも、アケビの盆栽を展示しようと思ったら実が重要です。実が無ければ何の木かわかりませんからね。