盆栽は、20年や30年くらいでは、なかなか大きくて立派とはなりません。それに、昨今の住宅事情もあって、大きいものより小さなものに人気が移っています。盆栽園でも、小さくて古いものはお値段も高いです。
我が家にも、小品盆栽サイズのクロマツが何鉢かあります。これは、大きくするのではなく、あくまでも小さなサイズで細かな枝を増やし、幹の樹皮に古さが現れるように仕立てていくつもりです。
クロマツの6月に行う作業で一番肝心なのが芽切りです。小品を維持するためには、枝を伸ばさないことです。今年の春から伸びた新芽部分を切り落とします。すると、1カ月ほどで、切り落とした芽の横に数本の芽が吹いてきます。
芽切り作業を終えた姿です。弱い芽は、そのまま残しました。作業によって、芽数を増やし、葉も短くなることが期待でsきます。
こちらも、実生苗でまだ若い木ですが、甘やかさず芽切りしました。
芽切りしたら、やっぱり挿し木しました。クロマツもゴヨウマツと同じように難易度が高く、私は成功したことがありません。でも、梅雨時期は気温も高く湿度も高く、挿し木の適期ですから、挑戦しない手はありませんね。
今回も発根促進剤を塗布し、発泡スチロール箱で風が当たらないように保護。もちろん、湿度もより確保できると思います。直射日光を避けて管理していこうと考えています。たぶん、数週間で真っ茶色になると思いますけどね。