後戻りはできない・・・。

先日の盆栽愛好会での作業は、ゴヨウマツの針金掛けでした。この木は、クリスマスの飾り付けができるように、真っ直ぐな直幹でした。でも、私の盆栽のイメージには合ってないような気がして、幹に模様を付けたり、枝の多くを抜いてしまいました。

盆栽には、直幹もあることを知って、その魅力も感じていますが、抜いてしまった枝や曲げてしまった幹を戻すことは不可能です。それなら、このような緩い「くの字」の曲げでなく、もっと強い曲がりを目指そうと思います。

強い曲げをするためには、針金掛けが必要です。曲げる部分の背に針金が当たるように巻いていきますが、さらに幹の保護のため自転車のチューブを巻きました。

根から頭の部分を針金で引っ張りました。もう10cmくらいは、頭を下げられそうにも思ったのですが、枯らしたくないのでここで止めときました。2年くらいは、このまま様子を見ていきます。

ほかのメンバーは、11月の市民文化祭の一環として開かれる展示会の準備です。秋の展示ということで、ロウヤガキや姫リンゴ、ピラカンサスなどの実物が中心となります。メンバーは高齢者が多いので、持ち運びの楽な小さめの盆栽ばかりです。

小品盆栽展ではないので、私は針金をしたものよりも大きいゴヨウマツを出すつもりです。そのゴヨウマツは直幹ですが、今年、所沢の盆栽店で購入してから、芽摘みをした程度で自分の名前を付けて展示をするのは恥ずかしいのですが、ほかにないので仕方ありません。今回、作業したゴヨウマツは、自分で作ったと言えるのですが、展示するまでには、もうしばらく時間が必要です。