ほどほどのキュウリ・・・。

家庭菜園を始めたのは、コロナのステイホームがきっかけです。外出できない中で、自分なりの楽しみを持ちたい。買い物に出る不安もありましたね。終活の一環として、庭木の伐採・伐根で家庭菜園のスペースもできたということもあります。

家庭菜園で何を育てるのか。まあ、誰もが頭に浮かぶのがキュウリやトマトではないでしょうか。私も最初に植えたのは、その2つでした。キュウリの育て方だって、ユーチューブで家に居ながら学べる時代になりましたからね。

1年目は、キュウリを5株を植えました。初めての収穫は、トゲトゲが痛いほどの新鮮さで、買ったものとは全く違う香りとシャキシャキ感。とても好評でした。しかし、一日に5本、10本となると悦びは薄れていきます。キュウリ地獄です。

キュウリは、冷やし中華の具材として使うにしても半分くらいで十分です。そこで、今年はほどほどの収穫を目指しています。ユーチューブでキュウリ栽培の方法として、つる下し栽培を知りました。

以前に行った栽培方法は、主枝がある程度の高さまで伸びたら摘芯を行って、子づると孫づるに1本ずつ実を生らせるもので、生産者なら需要の多い高く売れる時期にたくさんの収穫が得られる方法になります。

つる下し栽培は、主枝を伸ばし続けるものです。もちろん手が届かなくなるので、つるを下ろして支柱に巻くようにします。子ずるもすべて取り除き、主枝にのみ実を生らせます。細く長く収穫が期待できるので、食べきれない、配り切れないという困り事から解放されます。捕らぬ狸の何とやらにならなければ良いですけどね。