花が魅力だけど・・・。

長生蘭は、日本に自生するセッコクの中から、縞や覆輪などの葉芸や変わり花などを選抜し登録したものです。この「紅扇(べにおうぎ)」は、覆輪に覆輪花の二芸品ですから魅力たっぷりです。もちろんお値段もそれなりでした。

でも、長生蘭も富貴蘭もブームが去って、面白がって栽培しているのは高齢者ばかりで、先細りになるのは目に見えています。マニアは、全国に5千人から1万人の間くらいではないでしょうか。長生蘭や富貴蘭は、どんどん殖えますから、珍しいものでも案外短い年月で普通のものになってしまいます。

ですから、珍しいものを持つ優越感を味わうのは難しいですが、花が咲いた時くらいはしっかりと愛でたいと思います。植え替えも、もうそろそろしないと本当に枯れてしまいますね。花が観たければ植え替えは必須です。

写真がピンボケで、撮り直そうとも思いましたが、まあ本番一発撮りということでお許しいただきましょう。この花は、サツキです。挿し木して2年目だと思います。サツキは、挿し木で良く付きますが、その後の管理が難しいです。

綿毛のような根で鉢の中がいっぱいになって、水が入っていかないようなイメージがあります。ホースの先にシャワーを付けて水やりをしますが、水切れで枯らすケースがあります。バケツなどにドブ浸けする方が確実なのですが、そんな手のかかることは不可能です。まあ、数を減らせばできないことはないのですけどね。