セッコク・・・。

昨日紹介した七々子の蘭鉢は、万年青には少しサイズが小さ過ぎるようで、背丈が高い長生蘭やセッコクを植え込んだら、見栄えがすると思います。屋上のセッコクは、大半が花の盛りを過ぎましたが、このセッコクは赤花と白花の寄せ植えになっていて、花を楽しむにはこれもありです。

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足元には、新しい矢がすでに伸び始めています。根もたくさんあって、元気は良さそうです。

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こちらは、三冠王という名前が付いた長生蘭です。長生蘭は、セッコクの中から斑入りや花変わりなどを選別して、その特徴の継続性を確認し登録されたものです。三冠王は、キバナノセッコクセッコクを掛け合わせたもので、入手してから初めて花芽が付きました。矢の先に出ている米粒のような突起が花芽です。

キバナノセッコクは、四国や九州、沖縄などに分布し、セッコクより花の時期は1カ月ほど遅い6月~7月に花を咲かせます。セッコクより矢も長くなります。花は、黄緑色に赤褐色のリップを持ちます。

三冠王は、矢の長さは通常のセッコクと変わりませんが、白花の縁に緑の覆輪、そして赤いリップの特徴的な花に、葉は白の中透けです。この3つを持ち合わせたところから、三冠王と名付けられたのでしょうね。初花が咲くのが、とても楽しみです。