着生蘭は順調・・・。

桜島軽石を加工した鉢は、見た目も可愛らしく着生蘭の栽培には適しているようです。着生蘭というのは、川沿いの岩場や樹木に自生する蘭で、セッコクやフウラン、ムギランなどがあります。

私は野生種や実生苗の中から、斑入りや花変わりとして、選抜され登録されている長生蘭や富貴蘭を多く栽培しています。これらの蘭は、水を好むのでミズゴケを使い、通気性を好むので中空植えにします。この植え替えが、なかなか面倒な作業です。

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長生蘭とムギランを軽石鉢に入れてあります。なかなか元気が良いようです。軽石鉢には、無数の穴があって、適度な保水性と通気性を備えています。そのため、中空植えにする必要もなく、ただミズゴケで巻いて放り込むだけです。植え替えなんて、すぐ出来ちゃいます。

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これは、花変わり品種の龍馬(りょうま)の大株です。新芽がたくさん出ています。

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品種名はわからなくなりましたが、富貴蘭とムギランです。

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手前の垂れ下がった葉は、ミヤマムギランです。ムギランよりも葉が長く、葉先が尖っています。ムギランよりも、より山奥に自生するので深山が付いているそうです。

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最後は、左手前がカシノキラン。その他はセッコクとムギラン、ミヤマムギランです。ミヤマムギランの山採りをトレイで購入した中に、この4種類は入っていましたので、みんな同じような場所に自生しているということでしょう。軽石鉢も着生蘭も鹿児島県産なので、相性が良いのかもしれませんね。