青梅市にある薬王寺のツツジ山は、本当に圧巻でした。観光の場ではなく信仰の場として、静寂に包まれた雰囲気がさらに美しさを高めているように感じました。花が終わって新緑のツツジも、さらに秋の深まりで色付くツツジも美しいと思います。
ツツジ山や杉林を散策すると、花以上に好物の団子ではなく山菜がちらほらと。
ゼンマイです。一番右は男ゼンマイです。固くて食べれません。女ゼンマイだって、湯通しして繊維を断ち切るように何度も揉んで干しあげる必要があります。その手間が大変なので、山菜の中で最も高価だと思います。干したものは水で戻して調理します。
こちらは、背丈が低いですがワラビです。群生する特徴があります。
短いワラビを発見。日照とか雨の量などで大きさも変わるのでしょうか。ワラビは灰汁を抜かないと苦味があって食べられません。草木灰などで灰汁抜きする方法が一般的かもしれませんが、うまく抜けないこともあります。
そのため、私は塩漬けをする方法で灰汁抜きをしています。採ったままのワラビを塩漬けすると、水分が抜けると同時に灰汁も抜けます。この方法で失敗したことがありません。そして、食べる時は熱湯に通してから塩抜きしてお好みの味付けで食べます。
これは山菜といってよいかわかりませんが、やっぱり春には食べたいですね。タケノコもえぐみがあるので、米ぬかを入れて茹でます。米ぬかが無ければ米でもよいと聞きましたが、大した灰汁ではないので茹でるだけでもよいのではと思います。
採り立ては、生のまま刺身で食べますが、爽やかなえぐみが山菜らしさを感じさせてくれます。ツツジを眺めていた目が、いつの間にかハンターの目になってしまいました。もちろん、見るだけ写真撮影するだけで帰ってきましたよ。