箱入り娘・・・。

富貴蘭は、風蘭の中から斑入りや豆葉などの葉変わり品種を選抜し登録したものです。江戸時代から、その美しさに魅了された愛好家から引き継がれてきています。しかし、最近はその人気に翳りが。お値段は安くなりましたが、美しさは変わりません。

風蘭は、国内でも関東南部以西の樹上などに自生しています。しかし、寒さには弱いので、栽培環境では保護をする方が無難です。私は、12月上旬に発泡スチロール箱に詰め込んで、日が当たらない縁側に積み上げて3カ月を過ごさせました。

発泡スチロール箱は、密閉性が高いのでミズゴケの内部がしっとりと水分を帯びた状態のまま3カ月間を過ごします。そのため、蘭は葉の水分を失うこともありません。しかし、中にはカビが出て葉が傷むこともありますが、数の内なのでしかたないと諦めています。

こちらは、長生蘭です。富貴蘭と同様、国内の岩壁や樹上に自生しています。3カ月の間、屋上の吹き曝しで水も与えず放置しましたが、何とか生きているようです。これからは、しっかり水やりを続けて花を咲かせてもらおうとちゃっかり思っています。