初釣行・・・。

初釣行とは大げさですが、今年も鮎釣りの季節になりました。6月1日に、竿は持たずに下見しているので、釣れないのは承知の上の初釣行です。バイクに跨って10分ほどですから、10時過ぎに家を出て昼食に間に合うように帰宅しました。

まだ釣れたとしても10cmほどで、縄張りを持つような鮎はいないと思います。周りの釣り師も、オキアミのコマセにしたオランダ仕掛けです。私は、初挑戦の鮎毛鉤を使った「ちんちん釣り」です。何で「ちんちん」なのかは、謎です。

川沿いに大きな桑の木が3本ありました。鈴なりの実の甘い香りに、たくさんの鳥や虫が集まっていました。鮎は孵化した後、幼魚の時代は雑食です。プランクトンやエビ、そして蚊も食べるようです。成長すると石に付いたコケを食べるようになりますが、それでも過去の記憶からオキアミや蚊を目の前にすると、口を開けてしまうようです。

中学生の2人組が、ルアーで鮎を狙っていました。バーチャルの世界ではなく、川で釣りをする子どもは珍しくなりました。30分ほど、釣りの様子を眺めながら、釣りの話をしました。どちらにしても、今のところ鮎の魚影が薄いことは再確認できました。

電信柱のカワウもお手上げなのか、川に降り立つ様子がありませんでした。シーズンは始まったばかりですから、そのうちに状況が変わるかもしれません。今日は鮎のお土産の代わりに桑の実です。