桜伐る馬鹿・・・。

梅はたくさんの枝が伸びるので、剪定をして日当たりと風通しを良くすることできれいな花を咲かせることができます。花後の剪定の後にも、たくさんの枝が伸びてきたので、葉を2~3枚残して剪定しました。

胴吹きした枝も落として、すっきりしました。剪定した枝から、さらに2芽が吹いてくることを期待しています。まあ、教科書通りの作業ですがうまく行くでしょうか。

また、何かの実生が出てきたのかと思ったら、アメリカンチェリーの根からのヒコバエでした。盆栽では、根伏せといって、根から新芽を吹かせて増やす方法がありますが、ヒコバエは天然の根伏せのようなものですね。

とりあえず、大きくなったら困るので、本葉2~3枚で伐っておきました。なるべく低い位置に枝を出させて、盆栽として将来性を確保したいと思っています。

桜は、梅と同じバラ科の植物ですが、昔から「桜伐る馬鹿梅伐らぬ馬鹿」ということわざがあるように、剪定に弱い木です。特に太い枝を剪定すると、そこから腐りやすいです。ですから、細い枝のうちにしっかりと剪定することが重要です。

我が家のアメリカンチェリーは、一度はサクランボを食べたいと思っていましたが、今年も花は咲いたものの実は太りませんでした。自家受粉が難しいので、他の品種が必要なようです。

桜は成長が早く、毛虫や落ち葉の問題もありますので、ヒコバエで盆栽素材も確保できそうなので、鉢上げしたら親木は伐採・伐根しようと思います。自分で植えたものですから、責任持って処分です。これも、終活の一環ですね。