新緑・・・。

GWの花物というと、牡丹とツツジが定番です。東京では、青梅市の塩船観音がツツジの名所として知られています。私も何度か、山の斜面いっぱいに咲き誇るツツジを拝観したことがあります。

しかし、ネットで調べると今年は開花が早かったようで、5日でツツジまつりは終了。つまり、花は終わってしまったようです。そこで、塩船観音の近くにある薬王寺を訪ねてみました。

立派な山門を抜けるときれいに整備された境内。庭木もしっかりと剪定され美しいです。塩船観音は参拝客が多いのですが、こちらは人も少なく静寂を楽しめます。

塩船観音に近いということもあって、ツツジの花は終わっていました。しかし、杉木立の先にツツジの新緑が鮮やかです。花の時期も美しいのでしょうが、この静寂は難しいはず。新緑とウグイスの鳴き声の取り合わせは最高でした。

これからツツジの花後の剪定でしょうね。あまり遅くなると花芽が形成されてしまうので、6月中にはすべての株の手入れを終わらせなくてはなりません。檀家の方たちなどが総出で作業するのでしょうかね。観せていただくだけで申し訳ないです。

青梅市入間市などは、狭山茶の名産地です。日本のお茶の栽培の始まりは、同じ県内の川越市で、800年ぐらい前に僧侶が中国から種を持ち帰ったそうです。そこから、周辺の町へ広がったようです。それなら狭山茶ではなく、川越茶ではと思います。

茶畑も柔らかそうな新芽に覆われていました。毎年4月下旬から、新茶の摘み取りが始まり、5月初旬から新茶が店頭に並ぶようです。通りかかりのお茶屋さんの前にも、「新茶」の看板が出ていました。夏も近づいているということですね。