アブラムシのお尻から出る甘露をアリが食べる代わりに、アブラムシの天敵であるテントウムシなどを追い払う行動がよく知られています。お互いの利害が一致した共生関係にあります。
また、アリはスミレのタネの運び屋としても知られています。スミレのタネの付け根にはアリが好むエライオソームという物質が存在しています。このため、重いタネを巣穴まで運ぶことになります。
スミレ以外にも、カタクリなどのユリ科植物もアリをタネの運び屋として、生息範囲を広げているそうです。
ウチョウランの鉢の中は、スミレをはじめ雑草でいっぱいです。姪っ子の娘も「スミレちゃん」なので、スミレには悪い印象はないのですが、最もポピュラーな雑草です。盆栽の鉢の中にも、必ず生えてきて花がない時には、できるだけピンセットで抜くようにしています。抜いても抜いても出てきて困ります。