ソラマメの採り頃のサインは、さやの筋が濃い緑色部分が黒っぽくなった時のようです。さやは、最初は空を向いているため、空豆の名が付けられたそうで、熟してくるとそのさやが下を向いてきます。
南伊豆に住んでいる頃に、ソラマメをよくいただきました。南伊豆では、ソラマメのことを五月豆(ごんがつ)と呼んで盛んに栽培していました。その食べ方も、熟しきる前に採って、さやの中の豆を皮ごと食べるのが常識(?)でした。
その南伊豆の常識の食べ方をするため、少し教科書の採り頃よりは早く収穫しました。
ソラマメを自分で収穫するのは初めてです。家庭菜園に、3株植えた苗にたくさんのさやが付いていますが、どの程度に育っているのか試しに収穫しました。そして、オーブントースターで、10分ほど加熱しました。
加熱具合も熟し具合も、奇跡的にばっちりでした。マメは皮ごと食べると、独特の香りと甘さが口に広がりました。まさに南伊豆で食べていた五月豆(ごんがつ)の味そのものでした。ソラマメはまだまだ収穫できそうなので、コロナで行くことができない南伊豆の風景を思い出しながら味わいたいと思います。