秋になって、キノコも生えてきたゴヨウマツの盆栽です。この鉢に顔を近付けて眺めると、森の中を覗くようでとても気に入っています。しかし、盆栽としては四方にだらしなく伸びている印象があります。葉も長いです。
そこで、素人盆栽師が大鉈を振るうことしました。まずは、邪魔な枝をカット。この五葉松は5本の株立ちですが、手前に見える細い幹の枝が徒長しているようなので、ジンに仕立てようと思います。
ジン(神)は、枯れた枝のこと。枯れた幹は、シャリ(舎利)と言うそうです。盆栽では、生きた枝や幹の樹皮を剥いで、ジンやシャリをつくり、個性的な盆栽に仕上げていくことがあります。
初めてのジンづくりですが、こんな感じでよいのでしょうか。何事も経験なので、ジンは2ヶ所に作りました。そして、ペンチで剥ぎ取った後には、硫黄合剤を塗ると腐敗防止になるということですが、手元にないのでこのまま自然に乾燥させて白骨化するのを待ちます。
このジンを作る作業に続き、全体をコンパクトにまとめるため針金をかけました。その様子は明日のブログで紹介させていただきます。