近所の園芸農家で購入した獅子頭モミジ。獅子頭の名の通り、獅子の巻き毛のように葉が縮れています。また、葉と葉の間が短く詰まっているので、葉がもこもこした感じに見えるのが特徴です。秋にはオレンジや赤く葉が色付き素敵だということです。
そんな名品ですから、枯らしたくはありません。でも、昨今の温暖化はすさまじいですからね。それに、盆栽初心者が自分勝手なことをしているので心配は尽きません。
新芽も徒長しないので、葉が集中して風通しも悪いし、日光も懐に届かない状態です。それに、盆栽として作りたいので、なるべく小さく抑えるため剪定を行いました。
剪定は、通風採光のためだけではありません。今は梅雨挿しといって、挿し木の最適期ですから、挿し木をする目的の方が大きいです。クローンを作っておけば、親木が万が一の時もゼロにはなりませんからね。
この木も、園芸店の園主が挿し木から育てたものです。獅子頭モミジは、ヤマモミジなどに比べて、挿し木の成功率は低いそうですが、ここにあるように挿し木は可能なので挑戦あるのみです。
そして、この樹形ですが双幹の真ん中に短い枝が上がってきているので、将来的には右の枝を上から何度かに分けて取り木して、最終的には左の枝と真ん中の枝だけで作りたいと思っています。