今年こそは、富貴蘭の春の植え替えをしようと思っていましたが、もう根も動き始めてしまいました。根が止まる夏も植え替えチャンスですが、暑い中植え替えなんてできるとは思えません。
まずは、数を減らさないことには、植え替えも容易ではありません。100鉢くらいになれば、どうにかなりそうかなと考えています。
そんな富貴蘭の中で一鉢を選べと言われたら、この吟風(ぎんぷう)となります。この品種は雄大な姿で、墨のあるものは白縞や黄縞、萌黄縞への変化が期待できます。無地からも墨が出たりするので、長く持っていれば何か変化が起きる可能性があります。
もう10年くらい昔ですが、三重県鈴鹿市の大棚から、無理を言って分けてもらったもので墨がよく出ていました。そこから、きれいな黄縞やルビー根が現れています。
富貴蘭の植え替えをしていないので、ミズゴケが水を吸わなくなって水切れを起こすことが想定されます。自慢のイッピンもいつ調子を落としても不思議ではありません。交換会でも今は大した根が付きませんが、夏に植え替えをして手放すこともありかなと思っています。
今週の日曜日は、母の日ですね。私の母は天国ですから贈り物はできませんが、長男からは家内に花が届きました。この時期はお花も稼ぎ時だから高いのでは心配してしまいますが、その気遣いはありがたいです。ちょっと内輪の自慢のようで恐縮です。