梅の花後の処理・・・。

梅の花が、ほぼほぼ満開になりました。越生梅林熱海梅園などで梅の花を観たことはありますが、こんなに花の数が多いイメージはありません。もしかすると、実を収穫することも考えて、花を間引いて咲かせているのかもしれませんね。

この花の数だけ実が付いたら、それはそれで見事な姿になるでしょう。だけど、小さな鉢の中の養分しか得られないので、花に加えて実まで付けたら、翌年に影響しそうです。梅は、花物盆栽の代表と言える存在です。

梅の実は緑色で葉が出てきたら、ほとんど存在感は失われることでしょうね。実物盆栽といえばロウヤガキですが、花は地味で誰も気が付きません。

木への負担を減らすため、花をすべて落としました。また、間延びしないように、花後の剪定も行いました。

背丈も伸ばしたくないので、頭を詰めました。切り口を見ると、花と同じように赤色をしていました。甘い汁が出そうですよね。舐めたくなりましたが、梅の実に毒があるので万が一を考えて止めときました。

梅の葉芽は、枝先の方ばかりに付く傾向があります。その葉芽を伸ばすと、毎年、枝が伸びていくことになります。今流行りの小さいサイズをキープするためには、幹元の方に葉芽を出させる必要があります。

そのため、保険として2本の枝は、葉芽のある部分まで残しましたが、それ以外の枝は幹元から2~3芽を残して剪定しました。残した枝に葉が出ないと、その枝は枯れてしまいますが、梅は胴吹きしやすいので、何とかなるのかなと楽観的に考えています。