傷治し・・・。

先週の盆栽愛好会には、ソナレを持参。治ってきた傷口を広げる作業です。樹木は、枝を伐り落とした場合でも、その傷を樹皮が覆ってくる性質があります。このソナレにも幹を削った模様が入っていますが、樹皮が被ってきました。

モミジなど樹皮が美しいものは、傷がない方が良いという木もありますが、幹の傷が古木感を出す場合もあります。まあ、好みの問題です。私は幹肌は美しい方が好きですが、作業がしたいので彫刻刀でやたらに削りました。

他のメンバーも、それぞれ持ち寄った盆栽の剪定や針金掛け作業を行っていました。剪定された枝は、私が大事にもらってきます。もちろん、挿し木素材づくりです。今回は、イソザンショウです。

イソザンショウはバラ科ですが、山椒に似た小さな葉が特徴です。常緑で春に白い小さな花が咲きます。葉は山椒に似ていますが、食べられるのかどうかはわかりません。しかし、何でもかんでも食べようとする癖が直りません。

最後の写真に写っているイソザンショウは、昨年の秋に挿し木したものです。根を確認したわけではありませんが、葉が青々して元気そうです。盆栽初心者の私の作業でも成功するくらいなので、挿し木の難易度はゼロかもしれません。