高野槇・・・。

昨日、不思議な松ぼっくりを見つけて、ブログの記事にしたところ、高野槇コウヤマキ)であることを教えていただきました。私が思っていたコウヤマキは、寺社などできれいに剪定され見事な枝ぶりの木で、甘くて美味しい赤い実がなるもの。でも、これはイヌマキラカンマキだったようです。

クロマツより細くて小振りな高野槇松ぼっくり。お尻に葉が付く不思議な形です。

お寺へのお参りの後は、神社へ参拝。松が明けたので、参拝客も疎らでした。

高野槇イヌマキの見分けは、松ぼっくりや赤い実が付いていなければ難しいのかもしれません。高野槇は、高野山などに自生しているようですが、一般的には目にする機会はないのかもしれません。

弥生時代古墳時代は、この高野槇の巨木をくりぬいて、木棺が作られていたようです。真言宗大本山高野山では、花の代わりに高野槇の葉を仏壇や墓前に供えるそうです。そういえば、この高野槇があった多聞寺も真言宗の寺院でした。

盆栽が趣味という割に、木を見ても樹種を見分けるのは難しいです。特に、冬は葉も落ちるので何が何だかわかりません。自分の盆栽棚にあるものも、名札を付けていないものはケヤキとモミジすら怪しいです。