要冷蔵・・・。

11月からクリスマス頃にかけて、近所の寺の松ぼっくりを拾い集めてきました。目的は、クリスマスの飾りではありません。皆さんも同じだと思うけど、盆栽の素材を作るためです。

松ぼっくりから採取したタネは、冷蔵庫で保管していました。鮮度を保つためではなく、冬をしっかり感じさせるためです。

暇人なので、タネを数えてみましたが、途中で目が霞んでわからなくなりました。でも、150粒以上はありました。

黒ポットに植え付けしていきます。用土は、赤玉土の細粒を中心とした、リサイクル土です。タネを蒔いたら、1cmほど同じ用土を被せました。

ラベルを付けて置かないと、後々品種がわからなくなります。芽吹けばマツであることは確実にわかりますが、赤なのか黒なのかの問題が発生しかねません。このタネは、クロマツです。

昨年、同じ木のタネを蒔いたクロマツの様子です。なんと10本しか芽が出ませんでした。タネの数はわかりませんが、もしかすると今年以上蒔いたと思います。しかし、この有様です。おそらくタネを採取して、そのまま蒔いたのが原因ではないかと思っています。その証拠に、足元にはたくさんの発芽していないタネが確認できます。

冷蔵庫の中は、およそ5℃です。ここで1カ月以上保管したので、十分に冬を感じたと思います。冷蔵までしたので、できれば150本の素材を手に入れたいと思っていますが、出たら出たで地獄ですね。

昨年のクロマツの足元にあったタネに用土を被せました。2年目に発芽する可能性もあるようです。タネから、盆栽に仕立てるには時間が必要ですが、まだ25年は時間があると考えていますので、それなりのものになると思います。