20倍で200倍・・・。

台風一過の日曜日、長男ファミリーは川で洗濯ではなく川遊び。次男ファミリーは山へ。そしたら、目の前に大きな大きな卵が転がってきました。その卵を大事に家に持ち帰って、フライパンで目玉焼きにして食べました。めでたしめでたし!

隣町のダチョウ牧場へ出掛けた次男の目的は、卵の購入でした。しかし、10羽ほどのダチョウは、大学か何かの研究機関をお払い箱になったものらしく、牧場全体で1年に20個程度しか卵は産まないということでした。そのため、「卵はありません」との回答だったようです。

しかし、次男たちの目の前で1羽のダチョウが産卵。すぐに、園主にその卵の購入を伝えたそうです。「〇〇円ですが、本当に買いますか?」の問いに、次男は「買います」と二つ返事。これこそ、千載一遇のチャンスですからね。

ダチョウの卵の大きさは、普通の鶏卵の20倍ほど。そして、そのお値段は200倍ほどになると思います。

さあ、ここからは調理開始です。調理といっても、目玉焼きですけどね。まずは、空洞部分を探します。

空洞部分の殻を千枚通しで割っていきます。ある程度の穴が広がったら、フライパンに中身を移します。しかし、重いと感じる卵の量でした。

サラダオイルを引いてから、蓋をして蒸し焼きに。弱火で20分程度で完成しました。大人も子どもからも歓声が上がりました。黄身を真ん中にとはいきませんでしたが、フライパンいっぱいの目玉焼きです。

素材の単価的には、この卵がその日のメイン料理でした。味の方は、ダチョウという特別な味は感じませんでした。まあ、普通の卵焼きのボリュームが凄いものです。しかし、小さな孫も含め家族みんなで、持って重さを感じ、産みたてのぬくもりを感じ、出来上がった大きさに驚き、200倍のお値段の価値は十分にありました。