昨日は、サツキの取り木を紹介しました。今日は、クロマツにクロマツを接ぎ木しましたので、そのことを記録するため記事にしました。興味のない人から見たら、取ったり付けたり暇だなぁと感じるでしょうね。
1年前に購入したクロマツの実生苗をザルで培養して、幹を太らせようと試みています。ポット苗に比べると、根がザルの目に当たり細かな根ができることで、小枝も吹きやすいということです。
幹は、それなりに太りましたが、こんな真っ直ぐなクロマツでは、正月飾りにしかなりません。そこで、先日、入手したクロマツの枝を接木することにしました。このクロマツは、葉の長さも半分くらいで、うまくいけば盆栽として復活します。
なるべく足元に接いで、小品盆栽を目指します。彫刻刀は、小学校時代のものです。物持ちが良いのは、良い面も悪い面もありますが、今日は必要でした。
彫刻刀で、樹皮をめくって緑色の形成層同士を合わせるように差し込みます。そして、差し込んだ枝が動かないように、細い針金で固定しました。接ぎ木用のテープで巻けば、さらに強く固定できるのですが、巻くのが難しそうなので省略しました。
接いだ枝の葉が茶色になったら失敗です。順調にいけば、春に芽が出てくるでしょう。そして、来年の春には何本かの新芽が出てくれば、もうこっちのものです。もともとの親木の上部をカットして、小品盆栽としてデビューです。捕らぬ狸です!