１年前に、環状剥離を施したサツキを切り離しました。その結果は、１勝１敗でした。このサツキは、大きくて高齢者では持ち上げることもできない大型盆栽でした。そこで、小さく可愛らしい中品盆栽を目指しています。
１年前、元気いっぱいだった天辺の取り木は、こんな悲惨な状況に。たぶん寒さと水切れのダブルパンチが原因でしょう。
夏に一度確認した時は、まったく発根していなかったので、環状剥離のやり直しをしました。発根は見られますが、完全に枯れていました。もっと早く切り離せばよかったのかもしれません。
下枝の取り木は、１年間で全体的に発根していました。取り木成功です。
ノコギリで切り離して、鉢に植え付けました。花芽もたくさん付いていますが、植え替えのダメージを和らげるため、花芽も落としました。
このサツキは、品種名はわかりませんが、小さなピンクの花が咲きます。大型盆栽を中品盆栽にするだけなら、不要部分を切り詰めるだけでよかったのですが、盆栽初心者につき取り木など盆栽技術を学ぶためにあれこれ挑戦したくなります。
この品種も挿し木もしたので、殖やし過ぎていずれ処分しなければならなくなるでしょう。親木の方は花を咲かせた後に、地上部も地中部分も思い切ってスリムにするつもりです。根元は太くて立派ですから、小さな盆栽として作り上げたいと考えています。
