別ルートからの吟風(ぎんぷう)

先日、紹介したのは高知県で栽培されていたものでしたが、こちらは三重県のお棚から分けていただいたものです。27年4月、子1本付きで墨は多い個体です。根もほんのりピンク色で出て、泥根になります。f:id:bontosyougatu:20171219223749j:plain

27年11月、花芽が付きました。そして、ピンク根が出た理由が見えてきました。白縞の気配です。

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28年6月、左側には葉芽も覗いています。そして、白縞は一層明確になってきました。

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29年9月、2本の子は順調に生育しました。

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再三、ブログにも書いてきましたが、今年は日照時間は、午前中の2時間弱で墨も柄もハッキリしません。

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三重の大棚では、吟風の白縞には、歓風(かんぷう)という名をつけています。これにも、その名をつけたいですが、白縞にもいろいろあるそうなので、吟風に白縞の気配としておきましょう。

ちなみに、吟風は黄縞でなくてはいけません。その縞が萌黄縞なら薫風(くんぷう)、虎斑なら玄風(げんぷう)、墨だけのものは紺風(こんぷう)と仕分けしています。ぜひ、全種類を揃えてみたいと考えています。