関東富貴蘭会・・・。

3月に入って雪が降ってみたり、翌日はポカポカ陽気。体調維持が難しいですね。でも、春は着実にやってきているのようです。庭に放置したままの長生蘭も、何とか冬を乗り切ったようです。

長生蘭は、国内の岩壁や樹上に着生するセッコクの中から、斑入りや変わり花を選別し登録したもの。実生品ですが、最近は自然実生だけでなく、人工的に変わった品種を狙って実生が繰り返されているそうです。

この長生蘭は、紅扇(べにおうぎ)という品種です。葉の縁に紅色が載る紅覆輪品種で、葉だけではなく花の縁もピンク色に染める人気品種です。昔は、とてもお高かったのですが、今じゃ冬越しでも庭に放置されるほどの存在になり下がりました。

葉が付いているのが昨年の春に新芽が吹いた矢です。花芽が付いているのは一昨年の芽で、痩せこけているのはその前年のもので、次世代のために矢の中の養分を使い切ったもので、長生蘭は3世代同居生活です。

この紅扇を持参しても買い手がいないかもしれませんが、明日10日正午から関東富貴蘭会の交換会が開催されます。蒲田駅西口から10分ほどの御園神社が会場。どなたでも、当日参加可能ですので、ぜひ興味のある方は足をお運びください。