昨日は、盆栽愛好会の展示の当番でした。半日だけですが、これまでの経験から来場者は少なく暇なのがわかっています。来場者が少ない上に、その来場者もほかの展示室の当番で、暇潰しに見に来る人ばかりです。
半日をぼーっとしているのももったいないので、実演コーナーを設けました。ボサボサに葉が茂ったクロマツの手入れです。実演の効果か、2人が足を止めてその様子を見て行かれました。
古葉と新葉を透かしました。また、芽も多過ぎるので、一枝に2芽を残すような形で芽を取り除きました。それから胴から出ているような芽も取ったので、正面から幹がすっきり見えるようになりました。
葉も長かったので、全体的に半分くらいにカットしました。
もう一つの方は、そんなに元気があるように感じなかったので、明かに不要な枝だけを剪定しました。不要な枝は、例えば左に伸びる幹に対して右方向に向いて付いているような枝で、ほかの枝とクロスしてしまいますので、忌枝とされています。
また、同じ位置から何本も枝が出ている車枝なども、その部分の幹が太るのでよろしくありません。今日の当番の合間に、気になっていたボサボサのクロマツ2本の手入れができたので満足です。