二兎を追うもの・・・。

背高ノッポのシデの盆栽の頭を取り木して、ミニ盆栽を目指しました。もちろん下の部分も捨てるわけではなく、さらに取り木しようと目論んでいました。しかし、下を活かすために、環状剥皮する幅が短くなってしまいました。

取り木は、挿し木のできる植物なら可能で、樹皮を環状に剥ぐ方法や針金を巻きつける方法などがあります。どちらも、樹皮を傷付けて発根させるもので、取り木の位置によっては太くて短い魅力的な盆栽を得ることができます。

樹冠部のみをミニ盆栽にする覚悟があれば、下の枝を全部切り落として、環状剥皮の幅をしっかり取ることができましたが、二兎を追ってしまいました。ただ、取り木は発根せず失敗でしたが、枯れることはなかったので一兎は無事でした。

そもそも徒長枝がたくさん伸びているし、元気過ぎると思っていました。完全に樹皮がつながっていました。とりあえず、徒長枝をカットしさっぱりしました。そして、取り木の代わりに挿し木しました。

二兎を追うなんて言葉を使ってはいけませんが、二刀流の大谷選手が心配です。開幕から野球ファンが注目する中、フル稼働。これからも大活躍を長く観たいので、しっかり体のケアをしてもらいたいと思います。しかし、大谷選手の出ない試合は観る気もしないというのが本音です。毎日の楽しみでしたからね。