園芸農家・・・。

近所には、園芸農家が点在しています。流行に合わせて栽培する品種も変わるのでしょうが、シクラメンやバラなどが目立ちます。その世界では有名になって、花の時期は来園者がいっぱいのバラ園もあります。

その一方で、ご主人一人で黙々と生産を続ける農家もあります。園主が盆栽が趣味ということもあって、以前、盆栽愛好会のメンバーでお邪魔したことがあります。その時には、モミジやウメの盆栽素材やホテルブクロのポット苗が並んでいました。

その時には、地上部が枯れてなかったのでしょう。この緑鮮やかな植物は、半夏生ハンゲショウ)だそうです。7月上旬の花が咲く頃、葉が白いペンキを塗ったようになるのが特徴のようです。

ハンゲショウの先に見える長い葉を持つのは、シマフトイです。湿地に育つ多年草で、株分けで殖やしているそうです。

そして、ギボウシとトクサも、株分けをして殖やしているそうです。草物は、盆栽とは違って1年で商品になるし、園芸の中でもアクアリウムというのでしょうか、水槽の中で自然を再現するようなものが流行っていてニーズがあるようです。

梅の盆栽素材は、実生から作っているそうです。こちらは、毎年、園芸店などから注文が入るもので、迎春用の松竹梅の寄せ植えの商品などになるということです。しかし、この数を一人で作業するのだから大変です。とか言いながら、暇潰しがてらお邪魔して、1時間あまり手を休ませて、雑談に付き合わせてしまいました。