富貴蘭は、梅雨明けの頃に開花シーズンを迎えます。そのため、各地の富貴蘭会でも７月に花の展示会などを開催します。しかし、我が家の富貴蘭たちは、まったく花が咲いていません。
開花していない理由は、アザミウマの発生です。アザミウマは、英語ではスリップスという昆虫で、野菜や草花などに寄生。葉や花、根を食害し成長します。１～２ｍｍの小さな虫なので、目視ができず大量発生して気付くことになります。
富貴蘭の場合は、葉は固いので影響はないのですが、柔らかい花芽や根の成長点を食害されてしまいます。定期的に、殺虫・消毒剤を散布すれば、大きな被害にはならなかったのですが、富貴蘭熱が下がっているため、春から一度も散布していませんでした。
花はなくても、富貴蘭は鑑賞価値があるので、まあよいでしょうと失敗を忘れましょう。時間を巻き戻すことはできませんからね。
このヘンテコリンな姿の富貴蘭は、青海（せいかい）という古い品種です。本来は、株元に近いところのように、反り返った葉が重なり合う姿になります。しかし、アザミウマは関係ないと思いますが、何かの成長障害が起きて、凝り固まったような葉となり、大きくなりません。この青海は、ピンク色の変わり花が咲くことで人気です。
今週末の７月１８日は、房総富貴蘭会が開催されます。もちろん、この時期ですから「花の展示会」もあります。白花、赤花、黄花、変わり花の部に各賞が用意されていますので、ぜひ自慢の鉢を持って参加してください。開催場所は、イオンタウン木更津朝日店２Fイベントホール。受付は１０時～１１時３０分。セリは、１２時３０分からです。参加費は、１２００円（夫婦は二人で１５００円）です。
