作業の前後・・・。

今日は、七夕ですね。お天気は最悪で、九州を中心に大きな被害になっています。被災地の皆さんには、心よりお見舞い申し上げます。それでも、7ならびの縁起の良い日ですから、新たな生活をスタートするカップルも多いようですね。

梅雨時は、じめじめ蒸し蒸しですから、盆栽たちもさっぱりと葉刈りしてあげました。まずは、エノキです。とても元気で、この春から何度も枝先を切り詰めますが、すぐに葉が吹いてきます。

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曲を付けた内側の枝を、すべてカットして空間を確保しました。すっきりと枝ぶりが見えるようになりました。

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次はケヤキです。これも何回か枝先を詰めましたが、勢いよく葉が伸びます。そして、葉のサイズも大きくなるので困ります。

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こちらは、唐カエデです。まだ小さい苗木なので、上部を中心に葉の半分ほどを刈りました。

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最後は、モミジです。これも、まだまだ若い木ですから、葉刈りをして新たな芽吹きをさせます。まだ、盆栽としては、スタートラインにも付いていないかもしれませんが、70年、100年後には、みんながため息をつくほどの名木になるかもしれませんね。

もちろん、私がその姿を見ることはできませんが、挿し木や山採りの苗を世話しながら、後世に受け継がれ、いつか立派な盆栽になる姿を思い描くのも、盆栽づくりの楽しみだなと思っています。今、展覧会に並ぶような立派な盆栽も、その昔にマッチ棒ほど木からスタートしたのでしょう。「前人木を植え、後人涼を楽しむ」ですね。