漁師はつらいよ・・・。

男鹿半島の北浦漁港は、かつてハタハタ漁で賑わいましたが、今は漁師の多くが高齢化し、後継ぎもいないため年々数を減らしています。そんな状況ですから、漁協の競りに参加する仲買人も1社のみ。競りが成立しないので、価格は驚くほど低いようです。

義兄の漁師デビューは、勤めを定年退職してからですので、そう収入を気にしていないようです。でも、漁師の仕事は網入れから編み上げ、魚を外すのも結構な時間と手間が掛かります。

普段は、これらの作業を一人でこなしていますが、素人でも手伝いがいると時間は半分以下になるようです。漁獲も倍増すればよいのですが、そうはなりませんね。

秋田に到着した日の夕方に網入れs、翌日の早朝に網上げしました。今年2度目だそうです。天気がよくても波があれば出漁は難しいですし、波がなくても風が強いと危険ですから、船を出せません。これは、船の大きさにも関係するのでしょうね。

運良く、ヒラメや鯛、アイナメメバルなどが掛かりました。ネコちゃんもおこぼれを狙っていましたが、ネコちゃん用の魚はありませんでした。

スクリューに巻き付いているのはギバサです。漁師にとって厄介な海藻でしたが、最近は健康食材の一種として脚光を浴びています。せっかくなので、持ち帰って酢の物でいただきました。このほかにも、港内でワカメやアオサが自生していて、漁師の家の食卓には必ず登場します。