詐欺に用心・・・。

コスモスが可憐な花を咲かせていました。コスモスの世界は、争いごともなく平穏な毎日の中にあるように思いますが、実際はどうなのでしょうね。少なくとも、人間社会ほどの醜い争いはないと思います。

昨日の仕事帰り、警察の刑事課に寄ってきました。なぜかというと、1週間前にネットで買い物をしました。その日のうちに、指定された口座に代金を振り込みましたが、振込明細書を送れとのメールがきました。

ネットからの振り込みだから、明細書はないと伝えました。それに、会社の連絡先となっている携帯番号に電話をすると、山梨在住の女性につながります。会社の所在地は山形県となっていますし、女性はその会社とは関係がないと言います。

5日後、たどたどしい日本語のメール。「あなたは、同じような事故を見たくありません。昨日出荷しました。今朝運送会社は私たちに貨物が運送中に紛失して戻ってこないことを知らせてくれた。貨物が正常に納品されない。この場合は、振込手数料を含む財務担当者に返金を連絡してください。」

これで、海外の詐欺行為と確信し、東京都の消費者相談へ。今回の振込先が、有限会社であるのに個人口座ということは不自然。まずは、振り込んだ銀行に連絡をするよう指示されました。

銀行に連絡すると、翌日には調査結果が報告されました。その口座は振り込め詐欺救済法によって、すでに凍結されていること。残高が5000円ほどであること。被害者が私を含めて11人であることがわかりました。被害者はさらに増える可能性があります。残高を被害額で案分して返金されるそうですから、もうどうでもよい額です。

しかし、そのショッピングサイトは開設され続けていますから、そういう輩にお金が回らないよう警察へ相談に行きました。警察は犯人を捕まえるのが仕事で、盗られたものを取り返してはくれません。結果としては、被害届を出したとしても、詐欺を断定して犯人を捕まえることやサイトを閉鎖させるのは難しいようです。やっぱり顔の見えないネット社会は怖いです。多少割高でも、買い物は信頼できるところからが良いですね。