布施覚先生が絵付けをした鉢を見つけたら、まずスルーはできません。この鉢は、蒲田の交換会でセリにかけられたもので、「縁や足の部分がプラチナの珍しい鉢」という紹介でした。
確かに、錦鉢の多くは金縁や金の足、図柄でも金彩で描かれるのは間違いありません。でも、布施さんの鉢に限っていえば、もう牡丹柄と亀甲紋柄の2つのプラチナ鉢を持っています。
3鉢目のプラチナ鉢は、布施さんの最近の作品で、縁に点々があるところは珍しいですね。この作業もなかなか面倒そうです。サインは、通常の3つの点と横一で、布施さんの名前の「覚」を表しています。