天神様の細道・・・。

小江戸川越は、城下町。その藩主のの住まいが、本丸御殿です。1848年建造で、埼玉県の有形文化財になっています。もう何度か拝観しましたので、玄関脇のゴヨウマツを眺めるだけにしました。

その本丸御殿の向かいには、三芳野神社があります。なんでも童歌の「とおりゃんせ」の発祥の地だそうです。

三芳野神社は、創建が807年。天神様というように、祭神には菅原道真が祭られています。太田道真・道潅親子の川越城築城以前から、ここに鎮座していましたが、城内に取り込まれたということです。創建が古いだけあって、立派なクスノキが見事でした。

城内に取り込まれてからは、天神様に続く細道には、見張り番も置かれたのでしょうね。用事のない者は通してくれません。七五三のお守りを返しにきたのなら通すけど、不審な動きをしたら簡単には家に帰れなくなるよ。というような話でしょうか。

天神様に続く細道の脇には、スギとヒノキが植えられていました。樹皮だけでわかったらスゴイですね。写真左がスギです。田舎の物置が、杉皮葺きだった記憶があります。

樹皮だけでは見分けが難しいですが、葉を見れば一目瞭然ですね。上がスギで、平べったいのがヒノキです。しかし、スギ花粉は今年はたっぷり飛びそうな予感がします。どこのスギの木も、花が鈴なりの状態です。もう飛散し始めているのかもしれませんね。何となく目が痒いです。