重たい盆栽・・・。

昔は、盆栽といえば大きくて数人がかりで運ぶようなものでした。成人式などの式典では、舞台の上で存在感を示していました。最近は、あまり見なくなりました。といっても、そんなイベントに招かれることもないですけどね。

この盆栽は、近所の方が旦那さんの育てていたものとして、後を託されたもの。大きくて立派ですが、石付けになっていて重たいです。まだ、一人で持ち運びができますが、数年後は厳しくなるかもしれません。

重たいほかにも、難点があります。枝先がすべてカットされていて、葉がないものが散見されます。こうなると、改めて新芽が吹くことはあり得ないです。

そして、春に向けた芽が準備されていない状態のものも。葉色も悪い部分があります。

その一方で、たくさんの芽を用意しているものも。多ければ良いというものではなく、こうした場合は、2つの芽を残して折ってしまいます。

枝が交差しているのもマイナス要因でしたので、枝を抜いてすっきりさせました。

左から右へ下がっていくように、枝を引っ張り下げました。寂しくなりましたが、春に新芽が吹いてくれば、空間を埋めてくれると思います。

上から見た様子です。枝が間延びしているので、数年かけてコンパクトに追い込んでいこうと思います。足元の石も外すか砕くかして、重量を減らそうと考えています。この木も、盆栽仲間に譲ろうと思ったのですが、「重いでしょ?」の一言で終了です。