実生2~3年の苗を黒ポットに鉢上げしたものですが、紅葉したきたので葉刈りをして冬支度です。春以降、伸ばしたままだった枝も必要に応じて剪定していきます。モミジは、紅葉の頃であれば剪定ができますが、落葉後に剪定すると樹液が出て木が弱る場合があります。このことを、水が吹くなどと言います。
枝葉も伸びますが、根も鉢底からはみ出してきます。まずは、はみ出した根のカットをします。
次に葉をすべて落とします。枯れた葉は手で簡単に取れますが、無理をしないでハサミでカットします。残った葉の軸は、やがて枯れ落ちます。
間延びした枝は、不要なので剪定をしました。でも、春の新芽が伸びたことを確認した後でも、カットはできるので気が付いたものだけで大丈夫です。
気まぐれで針金も掛けました。成長期ですと、あっという間に針金が食い込んで、醜い傷が残りますが、この時期ならそんな心配はありません。
これらの実生苗は、今年の2月下旬に植え替えをしたものです。植え替え時には、根張りと根鉢を作るため根を麻ひもで巻いています。およそ9カ月が経過し、麻ひもは劣化してきて自然に戻ろうとしています。また、鉢底から根がはみ出してきているように、麻ひもで巻いた四方から根が伸びているものと思われます。