文明の利器・・・。

釣り場でスマートフォンが無いことに気づき、釣りどころではなくなりました。家を出て、バイクのエンジンを掛けた後に、スマートフォンで時間を確認したのは覚えていました。その後、どこで失くしたかは不明でした。

スマートフォンのケースに、運転免許証や身分証明書、パスモ、そして現金で1000円が入っていました。悪用される可能性もあるので、警視庁と埼玉県警に遺失届を提出。発見の知らせを待ちました。

しかし、一向に連絡がないので釣り場に再度戻って捜索。歩いた範囲は狭いのですが、草が茂っていました。夜になって、かみさん同伴で捜索。マナーモードなので、着信音は出ませんが、光ってわかるのではないかと思いましたが、残念ながら不発。

ほぼ発見は諦めましたが、パソコンで「スマートフォンを失くした」で検索すると、「デバイスを探す」というアプリがヒット。グーグルのIDとPWで、スマートフォンの検索が可能ということ。

早速、検索すると位置情報がオフになっているため、場所の特定はできませんでした。しかし、そのほかの機能として呼び出し音を鳴らすこと、そして悪用を防ぐため画面のロック、さらにデータの消去ができるということがわかりました。

そして、翌日の早朝、かみさんを伴って河川敷へ。雨が降る中でしたが、最後の望みを懸けて呼び出し音を鳴らしながら検索。雨の音と川の流ればかりでしたが、しばらく河川敷を歩いていくと「ピンポーン、ピンポーン」という音が聞こえてきました。

その音は、あまりにも長く呼び出しているので、手に持つスマートフォンからの警告音だと思ったのですが、そうではなく草叢に隠れるように落ちていたスマートフォンからでした。そこは何度も探した場所でしたが、やっぱり文明の利器の力は大きかった。